
位牌は、故人の戒名や俗名、亡くなった日などを記し、故人を偲ぶ対象として大切にされてきたものです。ただし、位牌を用いるかどうかや祀り方は宗派によって異なります。新しく用意するときも、引き継ぐときも、ご家族と菩提寺に確認しましょう。
位牌の意味と宗派による違い
位牌を故人の依り代として捉える考え方がありますが、すべての宗派に共通するわけではありません。浄土真宗本願寺派では位牌を用いず、過去帳などで故人の記録を残すことが説明されています。参考:浄土真宗本願寺派「位牌を用いない!」
「位牌がなければ供養できない」と一律に考える必要はありません。ご自身の家庭で受け継いだ方法を確認し、ご本尊や過去帳も含めて、どのようにお参りするかを相談してください。
主な位牌の種類
白木位牌
葬儀などで用いられる白木の位牌です。四十九日を目安に本位牌へ移すことがありますが、時期や法要、白木位牌を納める先は寺院に確認します。
本位牌
家庭の仏壇などに安置する位牌です。漆などで仕上げた塗位牌、木目を生かした唐木位牌のほか、さまざまな素材や形があります。購入するときは、文字入れの日数と内容、仏壇に納まる寸法を確認しましょう。
回出位牌・繰出位牌
複数の札を納められる箱型の位牌です。先祖の位牌をまとめるときに検討されることがありますが、誰の名前をどのように記録するか、元の位牌をどうするかを先に相談します。
寺院に安置する位牌
自宅とは別に、寺院へ位牌の安置を依頼する場合があります。呼び方、受付条件、期間、費用は寺院によって異なるため、将来も含めた扱いを確認してください。

仏壇に祀るときの確認事項
ご本尊との位置関係や宗派の作法に合わせて配置します。複数ある場合は、無理に詰め込んで倒れやすくしないことも大切です。新しい位牌を用意する際は、仏壇の内部寸法と既存の位牌の大きさを販売店に伝えましょう。
文字を入れる前には、戒名・俗名・没年月日などを資料と照合します。読みにくい文字や記録に違いがある場合は、推測で決めずに寺院や家族へ確認してください。
三十三回忌で必ず処分するわけではない
三十三回忌などを区切りに、個別の位牌を先祖代々の位牌へまとめる家庭もあります。しかし、特定の年忌で必ずお焚き上げするという一律の決まりではありません。
法要を一区切りにすることと、位牌を手放すことも別です。引き続き自宅で祀る、まとめて引き継ぐ、寺院へ相談するなど、ご家族の希望と宗派の考え方に合わせて決めましょう。

引き継ぎ・供養・処分の前にすること
- 家族に、残したい位牌や引き継ぎたい人がいないか確認する。
- 記されている名前や年月日を、写真や書面で記録する。
- 今後祀る場所と、管理する人を決める。
- 手放す場合は、儀式の要否と受付方法を寺院や依頼先に確認する。
仏壇本体を処分しても、位牌だけ残すことはできます。回収を依頼する際は、仏壇と一緒に渡す品と手元に残す品を明確に分けてください。
プラウドへ位牌のお焚き上げを相談する場合は、点数や材質をお伝えください。クリスタルや金属など燃やせない素材については、供養後の扱いもあわせて確認しましょう。
プラウドでは、お仏壇の回収・処分・供養を承っています。お仏壇のサイズ、回収場所、魂抜きの状況、あわせて整理したい品を伺ってお見積もりします。料金案内をご確認のうえ、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。写真がなくてもご相談いただけます。

