
法事で正座がつらい場合、最後まで我慢する必要はありません。足腰の状態に合わせて参列できるよう、施主や会場に椅子席などを相談しましょう。この記事では、治療法や「必ずしびれない座り方」ではなく、法事の前にできる準備と、しびれが起きたときに気をつけたいことを紹介します。
正座で足がしびれるのはなぜ?
座り方によって体の一部に圧力がかかり、神経への血流が妨げられると、一時的なしびれが生じることがあります。圧迫がなくなると改善することがありますが、しびれの原因は姿勢だけとは限りません。
正座をやめても症状が続く、繰り返し起こるなどの場合は、自己判断で済ませず医療機関に相談してください。英国の公的医療機関NHSも、長く続くしびれや繰り返すしびれは受診するよう案内しています。参考:NHS「Pins and needles」
法事の前に相談できること
椅子席を用意できるか
案内を受けた段階で「足の状態から正座が難しいため、椅子で参列できますか」と伝えます。畳の会場でも椅子を用意できる場合がありますが、設備や配置は会場ごとに違います。
焼香の際の移動方法
座っている間だけでなく、焼香台までの移動や段差も確認しておきましょう。歩行に介助が必要な場合は、付き添いの方の席や動線も相談します。礼のために無理な姿勢を取るより、事前に事情を伝えることが大切です。
途中で姿勢を変えられるか
椅子席がない場合も、足を崩して座れるか、途中で休める場所があるかを確認できます。どの座り方なら楽かは人によって異なるため、痛みが出る姿勢を無理に続けないようにしてください。

足がしびれたときに気をつけたいこと
急に立つと足元が不安定になり、転倒するおそれがあります。まずは無理のない範囲で圧迫を避ける姿勢に変え、慌てて歩き出さないようにしましょう。移動が必要なら、近くの方や会場スタッフに声をかけてください。
しびれを治すために強く押したり、痛みを我慢して足を反らしたりする方法は、この記事では勧めません。症状が強いときや改善しないときは、参列を続けることより体調を優先してください。
正座椅子や服装について
正座椅子などの補助具を持ち込みたい場合は、会場で使えるかを確認します。補助具を使えば必ずしびれを防げるわけではありません。膝や足首に不安がある方は、普段診てもらっている医療機関にも姿勢について相談してください。
服装は法事の案内に合わせながら、座ったときに締めつけが強すぎないものを選びます。装いの詳しい考え方は、法事の服装と持ち物の記事で紹介しています。

参列の仕方は体調に合わせて相談する
正座を続けられることだけで、故人を偲ぶ気持ちが決まるわけではありません。会場への相談は、準備する側が対応を考えるためにも役立ちます。無理なく参列できる方法を早めに共有しましょう。

